台風17号は暴風域を伴って、今日22日(日)夜に九州北部に最接近。24日(火)未明にかけて日本海を北上し、北海道を通過していく予想です。
今回の台風は強風域が大きいことから、広範囲で強風に対して注意が必要です。
中でも台風の進路に近い九州や本州の日本海側は、台風の進行方向の右側にあたり、風が強まりやすいエリア。30m/sを超える暴風となるおそれがあるので、停電のリスクが懸念されています。
22日(日)午後には九州方面から風が強まり、長崎県では35m/sを超える最大瞬間風速を観測しています。
今夜から明日23日(月)の朝は、台風17号が最接近するタイミングとなり、各地で暴風が吹き荒れます。特に風が強まりやすいのは、台風の進路に近い日本海側のエリアです。それに加え、南からの風が吹き抜けやすい豊後水道や紀伊水道周辺の沿岸部です。
停電に備え、懐中電灯や電池式のラジオを準備したり、情報入手のために携帯電話の充電を十分にしておいてください。
大型の台風17号は長崎県などを暴風域に巻き込みながら北寄りに進んでいて、西日本では非常に強い風が吹いています。台風は23日朝にかけて暴風域を伴ったまま九州北部や中国地方にかなり接近する見込みで、局地的に猛烈な風や非常に激しい雨のおそれがあり、気象庁は暴風や高波、土砂災害などに警戒を呼びかけています。
気象庁によりますと、大型の台風17号は、午後7時には、長崎県五島市の北80キロの海上を1時間に30キロの速さで北北東へ進んでいるとみられます。
中心の気圧は975ヘクトパスカル、最大風速は30メートル、最大瞬間風速は45メートルで、中心の南東側200キロ以内と北西側150キロ以内では風速25メートル以上の暴風が吹いています。
この時間、長崎県や佐賀県など九州北部の各地が台風の暴風域に入っています。
長崎県では、▽長崎市野母崎で午後5時半ごろに39.1メートル、▽長崎空港で午後6時前に35.5メートルの最大瞬間風速を観測しました。
台風は、23日朝にかけて暴風域を伴い九州北部や中国地方にかなり接近したあと勢力を保ったまま日本海を北東へ進み、その後、温帯低気圧となって北日本に近づく見込みです。
台風の北上にともなって、23日にかけて西日本から北日本の広い範囲で非常に強い風が吹き、局地的には猛烈な風が吹くおそれがあります。
23日にかけて予想される最大風速は▽九州北部と中国地方で30メートル、▽九州南部と近畿、北陸、東北、北海道で25メートル、▽四国で23メートル、最大瞬間風速は▽九州北部と中国地方で45メートル、▽このほかの広い範囲で35メートルに達する見込みです。
九州の西の海上では、猛烈なしけとなっているところがあり、23日にかけて▽九州北部で猛烈なしけが続くほか、西日本から北日本の広い範囲で大しけとなる見込みです。
また、台風本体の雨雲がかかっている九州北部のほか、湿った空気の影響で、西日本から東日本の太平洋側を中心に局地的に雨雲が発達しています。
三重県紀北町付近ではレーダーによる解析で、午後5時10分までの1時間に120ミリ以上の猛烈な雨が降ったとみられ、気象庁は記録的短時間大雨情報を発表しました。
九州では午後6時までの1時間に、▽長崎県が対馬市に設置した雨量計で、51ミリの非常に激しい雨を観測しました。
これまでの雨で長崎県、熊本県、徳島県、三重県では土砂災害の危険性が非常に高まり「土砂災害警戒情報」が発表されている地域があります。
23日にかけて西日本から北日本の広い範囲で局地的に雷を伴って非常に激しい雨が降るおそれがあり、23日夕方までの24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで、▽四国で300ミリ、▽東海で200ミリ、▽九州北部で180ミリ、▽中国地方と近畿で150ミリと予想されています。
気象庁は暴風や高波のほか、土砂災害、低い土地の浸水、川の増水に警戒するとともに、落雷や竜巻などの激しい突風に十分注意するよう呼びかけています。
また、今月上旬に関東に上陸した台風15号で大きな被害が出た千葉県や伊豆諸島などでも23日にかけて風が強まり、断続的に雨が降る見込みで、復旧作業の際には十分注意してください。
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