台風第17号に関する情報

大型の台風17号は23日(月)1時の推定位置で山口県下関市の北北西の海上にあり、北東に時速35kmと速度を上げながら進んでいます。九州北部と山口県と島根県、広島県が風速25m/s以上の暴風域に入っています。
この時間は台風17号の進路に近い日本海側沿岸に加えて、風が吹き抜ける豊後水道、紀伊水道周辺で風が強まっています。
日付が変わってからも、愛媛県瀬戸で32.3m/s、大分県蒲江で31.1m/s、和歌山県友ケ島で30.7m/s、兵庫県明石で30.5m/sと30m/sを超える最大瞬間風速を観測しています。

台風は対馬海峡から日本海に入りつつあり、福岡県や山口県に最接近中です。このあとも速度を上げながら北東方向に進み、性質を温帯低気圧に変えながら北海道に近づきます。
ただ、温帯低気圧に変わったとしても勢力はほとんど変わらず、全国の広い範囲で暴風や大雨に警戒が必要です。

このあとも広い範囲で風が強まり、日本海側や風が吹き抜けやすい豊後水道、紀伊水道周辺では、瞬間的に25~30m/sの暴風が吹き荒れる予想です。
すでに停電が発生しているところもあり、このあとも暴風による飛来物に警戒が必要です。




大型の台風17号は中国地方を暴風域に巻き込みながら日本海を北東へ進み、各地で非常に強い風が吹いています。23日は西日本から北日本の広い範囲で非常に強い風や非常に激しい雨のおそれがあり、気象庁は暴風や土砂災害などに警戒するよう呼びかけて
います。
気象庁によりますと、大型の台風17号は、午前5時には松江市の北西80キロの海上を1時間に45キロの速さで北東へ進んでいるとみられます。
中心の気圧は985ヘクトパスカル、最大風速は30メートル、最大瞬間風速は40メートルで、中心から半径170キロ以内では風速25メートル以上の暴風が吹いています。
この時間、中国地方が台風の暴風域に入っていて、各地で非常に強い風が吹いています。
最大瞬間風速は、
▽島根県浜田市で午前4時すぎに35.3メートル
▽兵庫県の淡路島の洲本市で午前2時すぎに27メートルを観測しました。
また、台風本体の雨雲に加え、湿った空気の影響で西日本と東日本の広い範囲で大気の状態が不安定になり、各地で雨雲が発達しています。
今後の見通しです。台風は朝にかけて中国地方にかなり接近したあと、温帯低気圧となる見込みですが、勢力を保ったまま日本海を北東へ進み、23日夜から24日未明にかけて北日本を通過すると予想されています。
このため23日は西日本から北日本の広い範囲で非常に強い風が吹くおそれがあります。
23日の最大風速は
▽九州北部と中国地方で30メートル
▽四国と近畿、北陸、東北、北海道で25メートル
▽九州南部で20メートルと予想され、
最大瞬間風速は、
▽九州北部と中国地方で45メートル
▽このほかの広い範囲で35メートルに達する見込みです。
また、海上は西日本から北日本の広い範囲で大しけとなる見込みです。
さらに、西日本から北日本の広い範囲で局地的に雷を伴って非常に激しい雨が降るおそれがあり、23日の夜遅くまでの24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで、
▽四国と東海で200ミリ
▽北海道で180ミリ
▽近畿で150ミリ
▽東北で100ミリと予想されています。
気象庁は暴風や高波、大雨による土砂災害、低い土地の浸水、川の氾濫に警戒するとともに、落雷や竜巻などの突風にも十分注意するよう呼びかけています。
台風の中心から離れた地域でも雨や風が強まるおそれがあり、注意が必要です。
23日は今月上旬に関東に上陸した台風15号で大きな被害が出た千葉県や伊豆諸島などでも風が強まり、断続的に雨が降る見込みで、復旧作業の際には十分注意してください。

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