関東地方は大気の状態が不安定になっていて、先週の台風で大きな被害が出た千葉県で局地的に非常に激しい雨が降っています。千葉県や茨城県を中心にこのあと数時間非常に激しい雨が降るおそれがあり、気象庁は土砂災害や低い土地の浸水などに警戒するよう呼びかけています。
気象庁によりますと、関東の南にある前線を伴った低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が不安定になっています。
この時間は関東の沿岸部を中心に発達した雨雲がかかっていて、午前9時までの1時間に千葉県が南房総市に設置した雨量計で50ミリの非常に激しい雨を観測しました。これまでの雨で千葉県の館山市と南房総市では土砂災害の危険性が非常に高まり、土砂災害警戒情報が発表されています。
大気の不安定な状態が続くため、千葉県や茨城県を中心にこのあと数時間、局地的に雷を伴って1時間に50ミリの非常に激しい雨が降るおそれがあるほか、関東のこのほかの地域では16日昼すぎにかけて、伊豆諸島では夕方にかけて激しい雨が降る見込みです。また、沿岸部を中心に風の強い状態が続く見込みです。
気象庁は土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に警戒するとともに、落雷や竜巻などの突風に十分注意し、発達した積乱雲が近づく兆しがある場合には頑丈な建物に移動するなど安全を確保するよう呼びかけています。
●現在発表されている避難情報●
千葉県の南房総市は、土砂災害が発生するおそれがあるとして、午前9時21分、市内全域の土砂災害警戒区域に指定されている518世帯、1298人に避難勧告を出しました。5段階の警戒レベルのうち、レベル4にあたる情報で、すみやかに全員避難するよう呼びかけています。
千葉県の館山市は、土砂災害が発生するおそれがあるとして、午前9時15分、市内のすべての世帯にあたる2万3065世帯、4万6329人を対象に避難勧告を発表しました。
また、千葉県の南房総市は、土砂災害が発生するおそれがあるとして、午前9時21分、市内全域の土砂災害警戒区域に指定されている518世帯、1298人に避難勧告を出しました。
5段階の警戒レベルのうち、レベル4にあたる情報で、すみやかに全員避難するよう呼びかけています。
防災情報発信アカウント
豪雨・暴風・豪雪・台風・高潮・噴火・地震・津波・国民保護情報などの災害情報や 防災情報などを配信して参ります。
0コメント